韓国人の生活満足度が4年ぶりに下落に転じ、OECD=経済協力開発機構に加盟する38か国のなかで33位と、依然として低いことがわかりました。
韓国統計庁は24日、国民の生活満足度に関する報告書を発表しました。
生活満足度は、自分の生活レベルに対する認識を、0点から10点までの11段階で測定します。
それによりますと、おととしの韓国人の生活満足度は、前の年より0.1点下がって6.4点でした。
韓国人の生活満足度は、2013年の5.7点から上昇が続き、2018年には6.1点を記録しました。
2019年に6点に下がって以降、新型コロナの影響で横ばいと上昇が続きましたが、おととしの2023年には4年ぶりに下落に転じました。
OECDに加盟する38か国のなかでも、依然として低い結果となりました。
また、この報告書によりますと、2021年から2023年までの韓国人の生活満足度は6.06点で、OECDの平均よりも0.63点低かったということです。
順位は、38か国中33位で、トルコ、コロンビア、ギリシャ、ハンガリー、ポルトガルに次いで下から6番目でした。
一方、人口10万人あたりの自殺率は、2022年の25.2人から2023年には27.3人に上昇し、2014年以降、9年ぶりにもっとも多くなりました。
男性の人口10万人あたりの自殺率は38.3人、女性は16.5人でした。
韓国の自殺率は、他の国に比べて圧倒的に高い水準です。