ソウルの中心を流れる川、漢江(ハンガン)を渡る水上バス2隻がソウル市に引き渡されました。
漢江沿いには、両側に高速道路が走っていますが、ラッシュアワーの渋滞がひどいことから、漢江を行き来する水上バスが運航されることになっています。
ソウル市が27日、発表したところによりますと、漢江の水上バス第1号と第2号が、慶尚南道(キョンサンナムド)泗川(サチョン)市にある船舶製造会社を出発し、韓半島南の海、南海(ナムへ)と西の海、西海(ソへ)を経て、漢江に到着し、ソウル市に引き渡されたということです。
この水上バス2隻は、去年11月の進水以降、試運転を行い、安全性や性能評価などの検査にすべて合格しています。
水上バスは、来月初めから正式な運航を始める前まで、漢江でテスト運航を行うことになります。
正式な運航は、残りの水上バスの引き渡しやテスト運航の日程などを考慮すると、ことし上半期中に始まりそうです。
乗船場は、麻谷(マゴク)、汝矣島(ヨイド)、蚕室(チャムシル)など、合わせて7か所で、通勤時間帯は15分おきに運航します。
ソウル市は、残りの水上バスの引き受け以降、運航回数を増やしていく方針です。
料金は、片道3000ウォンで、公共交通機関の乗り換えや交通カードの使用も可能ということです。