韓国人が感じる社会の対立の度合いが2年連続で上昇し、関連の調査を開始した2018年以降、もっとも高くなりました。
韓国保健社会研究院は、去年6月から9月にかけて19歳から75歳の成人男女3000人を対象に社会の対立に関する調査を行いました。
それによりますと、韓国社会の対立度は、4点満点中3.04点で、関連の調査を開始した2018年以降、もっとも高くなりました。
韓国社会の対立度は、調査を開始した2018年の2.88点から2021年までほぼ横ばいでしたが、2022年に2.85点とやや下がりました。その後、2023年は2.93点、去年は3.04点を記録して、2年連続で上昇しました。
回答者が考えるもっとも深刻な対立は、「革新と保守の間の政治対立」でした。「革新と保守の間の政治対立」は、2018年の3.35点から2023年には3.42点、去年は3.52点に上昇しました。
次いで、「首都と地方の対立」は3.06点、「正規職と非正規職の対立」は3.01点、「労使の対立」は2.97点、「貧富格差による対立」は2.96点の順でした。
社会統合に対する認識は、10点満点中、4.32点でした。
新型コロナウイルスが流行した2021年に過去最高の4.59点を記録し、その後、2年連続で下がって2023年には4.20点となりましたが、去年わずかに上昇しました。