全国的な大雪となった3日に続き、4日も各地で大雪警報や注意報が発表されるなか、海の便や空の便の欠航が相次いでいます。
韓国の中央災害安全対策本部によりますと、4日午前6時の時点で、韓半島西の海、西海(ソヘ)や南の海、南海(ナメ)の航路を運航する旅客船41隻の運航が中止となりました。
航空機は、金浦(キンポ)空港で3便、麗水(ヨス)空港で1便、合わせて4便が欠航となりました。
また、江原道(カンウォンド)の3か所、忠清北道(チュンチョンブクト)の1か所、慶尚北道(キョンサンブクト)の6か所の道路で通行が制限されています。
そのほか、雪岳山(ソラクサン)や五台山(オデサン)などの国立公園10か所の207の散策路が閉鎖されました。
また、大雪を受けて、江原道の小中高校5校は、4日に予定されていた始業式を1日延期し、10校は登校時間を1時間から2時間、遅らせました。
消防当局は、これまでに孤立した自動車の救助4件や交通事故11件など、合わせて131件の対応に当たりました。これらによる人命被害はなかったということです。
4日未明から江原道、忠清道、慶尚道を中心に降り始めた雪は、午前中には首都圏にも広がり、4日正午にはソウルでも大雪注意報が発表されました。
気象庁によりますと、5日までの予想積雪量は、東海岸や山地で10センチから30センチ、山地の多いところでは40センチ以上になるところもある見込みです。