政府が進める医学部の定員拡大に反発して休学した医学生のほとんどが、今学期も休学を継続する意向を示していることがわかりました。
大韓医科大学・医学専門大学院学生協会が先月、医学生1万8326人にアンケート調査した結果、回答者の96.5%が2025年度の1学期も休学する意向を示しました。
調査結果について、医大協会は、「関連の政策に対する医学生の反対意思が強い」としたうえで、「学生たちを脅して復学を促すだけでは、状況は解決しない」と述べました。
また、医大協会の関係者は、「多数の学生が同じ意見を示していることが、この問題がいかに深刻であるかを語っている」としたうえで、「学生たちがもっとも問題としているのは、医学部の定員拡大など、必須医療政策であり、これに対する反対意思が休学を通して表れている」と述べました。
一方、政府は、休学を受け入れない方針を発表し、強硬姿勢を続けています。
韓国教育部の金洪順(キム・ホンスン)医大教育支援官は、「ことしは集団休学を一括承認するなど学事の柔軟化は認めない」としたうえで、「大学が休学生に対する処分を学則通りに行うか見守る」と述べました。