憲法裁判所が近く、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾審判の宣告を行う見通しの中、警察は宣告当日、憲法裁判所周辺を「特別犯罪予防強化区域」に指定し、安全確保にあたる方針です。
朴賢洙(パク・ヒョンス)ソウル警察庁長職務代理は10日、宣告当日の混乱を防ぎ、秩序を維持するため、憲法裁判所周辺を「特別犯罪予防強化区域」に指定すると発表しました。
警察は、多くの人が集まることで衝突や事故が発生する可能性があると判断し、可能な限りの警察官を総動員して安全対策を強化するとしています。
これにより、宣告当日には憲法裁判所があるソウル市鍾路(チョンノ)区と隣接する中区(チュング)一帯に、刑事機動隊や機動パトロール隊を配備し、警備を強化する予定です。
また、朴職務代理は、警察庁と協議し、全国の警察力を総動員する最高レベルの警戒態勢の発令についても、引き続き検討していると明らかにしました。
さらに、判決当日に憲法裁判所での暴力行為を示唆する投稿がオンライン上で確認されたことを受け、警察は現在60件の捜査を進めており、監視を強化するとしています。