尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の罷免の可否を判断する憲法裁判所での弾劾裁判をめぐる世論調査で、罷免に賛成する意見は、尹大統領が釈放される前のことし2月に行った世論調査の結果より3.6ポイント上昇したことがわかりました。
世論調査会社の「リアルメーター」が10日、全国の成人男女500人あまりを対象にアンケート調査を行って、結果を発表したところによりますと、「尹大統領を罷免するべきだ」と答えた人の割合は、前回より3.6ポイント上昇して55.6%でした。
「罷免せず職務に復帰させるべきだ」と答えた人は、2.1ポイント下がって43%で、罷免に賛成する意見を12.6ポイント下回りました。
地域別には、光州(クァンジュ)と全羅道(チョンラド)で、罷免に賛成する意見が83%と、17%だった罷免に反対する意見をはるかに上回ったのに対して、大邱(テグ)と慶尚北道(キョンサンブクド)では、罷免に反対する意見が賛成する意見を上回りました。
ソウルと釜山(プサン)、蔚山(ウルサン)、慶尚南道(キョンサンナムド)は、賛成と反対がほぼ同じでした。
この調査の信頼水準は95%、標本誤差は±4.4ポイントです。詳しい世論調査の結果は、中央選挙世論調査委員会のホームページで確認できます。