中国で黄砂が発生し、12日の午後には韓国の西海岸に到達する見通しです。
中国の内陸部で11日、低気圧に伴う強風によって黄砂が発生しました。
この黄砂は、偏西風に乗って南東に進み、12日午後、韓半島西の海、西海(ソへ)にある白翎(ペクリョン)島など5つの島と、京畿道(キョンギド)の西海岸に到達する見通しです。
そして、12日の夜から13日の朝にかけて、全国に広がりそうです。
黄砂がおきる場所では12日に低気圧が発達し、黄砂が再び発生するとみられていて、この黄砂は13日に韓国に到達する見通しです。
一方、12日の夜には、黄砂に加えて、PM2.5=微小粒子状物質も韓国に流れ込みそうです。
国立環境科学院によりますと、首都圏と忠清南道(チュンチョンナムド)では12日、PM2.5の濃度による大気汚染のレベルが4段階のうち上から2番目の「悪い」となり、13日には、仁川(インチョン)、世宗(セジョン)、忠清道(チュンチョンド)でもっともひどい「非常に悪い」、ほかの地域では「悪い」になる見通しだということです。