アメリカで鳥インフルエンザの感染が拡大し卵の価格が高騰していることを受け、アメリカ政府は韓国産の卵の輸入を拡大すると発表しました。
アメリカのブルック・ロリンズ農務長官は、現地時間の20日、アメリカの業界関係者との電話でこのような方針を明らかにしました。
最近、アメリカのジョージア州では、韓国中部の忠清南道(チュンチョンナムド)牙山(アサン)市にある農家から20トンの卵を輸入していますが、韓国産卵の輸入量をさらに増やす方針です。
鳥インフルエンザの影響で価格が高騰したアメリカの卵の価格は、一時期の高値から落ち着きを見せていますが、来月、祝日のイースターを控えていることから、卵の価格が再び上昇する可能性があるためです。
今回の措置を受け、韓国はトルコ、ブラジルとともに、アメリカの卵輸入拡大対象国に含まれる見通しです。
ただ、アメリカがいつから輸入量を増やすかは明らかになっていません。
アメリカは、ドイツなど、ヨーロッパ諸国にも卵の輸出拡大を求めましたが、ヨーロッパでもイースターを前に卵の需要が高まるため輸出は難しいとされました。
12個入りがおよそ2ドルだった卵の価格は、先月、一時8ドルまで高騰し、卵の価格の安定は第2次トランプ政権が取り組むべき最優先課題となっています。
ロリンズ農務長官は、鳥インフルエンザの治療とワクチンの開発に最大1億ドル、およそ1470億ウォンを投資する計画を明らかにしました。