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社会

全国で同時多発的に山火事 山林庁が最高レベルの危機警報発令

Write: 2025-03-26 09:46:17Update: 2025-03-26 13:50:29

全国で同時多発的に山火事 山林庁が最高レベルの危機警報発令

Photo : YONHAP News

韓国の全国各地で山火事が相次いでいるなか、山林庁は25日午後4時に、全国のすべての地域に4段階ある山火事の危機警報で最高の「深刻」を発令しました。
 
山林庁によりますと、「21日に慶尚南道(キョンサンナムド)山清(サンチョン)郡、22日に慶尚北道(キョンサンブクド)義城(ウィソン)郡、蔚山(ウルサン)市蔚州(ウルジュ)郡で同時多発的に発生した山火事が、いまも完全に鎮圧されておらず、ほかの地域でも山火事が新たに発生していることから、国を挙げて総力で対応するため、最高レベルの危機警報を発令する」ということです。
 
山火事の危機警報は、下から「関心」、「注意」、「警戒」、「深刻」の4段階に分かれています。
 
山林庁は22日に、忠清(チュンチョン)道、全羅南道(チョンラナムド)、慶尚南道に出されていた危機警報を「注意」から「深刻」に引き上げたほか、ソウル、仁川(インチョン)市、京畿道(キョンギド)、江原道(カンウォンド)、済州道(チェジュド)は「注意」から「警戒」に引き上げていました。
 
「深刻」が発令されれば、地元公務員の4分の1以上が待機となるほか、軍部隊の射撃訓練が制限されます。
 
山林庁の関係者は、「乾燥した空気のため、全国で山火事が同時多発的に発生している。強い風で小さな火の不始末が大きな山火事に広がる恐れがある」と注意を呼び掛けたうえで、「自治体、消防本部、軍部隊、警察などの関係機関が緊密に協力し、使えるリソースを総動員して山火事を鎮圧する」と話しています。
 
一方、国家遺産庁は25日午後5時半に、全国で文化財などに対する災害の危機警報をもっとも高い「深刻」に引き上げました。
 
この警報も同じく4段階に分かれていますが、「深刻」が発令されたのは初めてです。
 
国家遺産庁は、「山火事が発生した義城郡、安東(アンドン)市など、全国で同時多発的に発生している山火事によって、国家遺産が火災被害を受ける恐れが非常に高くなった」と説明しています。

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