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国際

韓国鉄鋼 EUへの無関税輸出量が最大14%減少へ

Write: 2025-03-26 13:03:04Update: 2025-03-26 14:33:10

韓国鉄鋼 EUへの無関税輸出量が最大14%減少へ

Photo : YONHAP News

EU=ヨーロッパ連合に関税なしで輸出できる韓国の鉄鋼製品の量が、最大14%減ります。アメリカの高い関税率に加え、EUの貿易保護措置が重なり、韓国の鉄鋼産業への打撃は避けられない見通しです。
 
EUは現地時間の25日、安価な鉄鋼製品がヨーロッパ市場に溢れるのを防ぐための「セーフガード=緊急輸入制限」の改正案を公表しました。改正案は26日に発効され、来月1日から本格的に施行されます。
 
この改正案は、従来のセーフガードがEU加盟国の産業を保護できていないとの指摘を受けて見直されました。
 
鉄鋼に対するセーフガードは、国別に指定された割当量までは無関税で輸入し、超えた分については25%の関税を課す措置で、2018年から導入されました。
 
EUの発表によりますと、韓国は、自動車などさまざまに利用され、輸出量がもっとも多い熱延製品の割当量が大幅に減ったということです。
 
関税が免除される韓国の熱延製品の割当量は当初、4月1日から6月30日まで18万6358トンでしたが、改正によっておよそ14%減って16万1144トンになりました。
 
EUは、韓国の鉄鋼製品の輸出量がもっとも多い市場で、去年EUに輸出した鉄鋼製品は、アメリカよりも多い381万トンでした。
 
WTO=世界貿易機関の規定に従って、EUは来年6月30日までセーフガードを施行することができます。
 
ただ、EUの執行委員会は、その後も輸入量の制限を続ける必要があるとみていて、ことし第3四半期までにセーフガードに代わる新たな貿易保護措置を設ける計画です。

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