ミャンマー中部で28日に発生したマグネチュード7.7の大地震で、これまでに韓国人の被害は報告されていませんが、韓国外交部は被災地に領事を派遣し、自国民の保護のための支援を行う方針です。
ミャンマー当局によりますと、今月1日の時点で、大地震によるミャンマー国内の死者は2719人、負傷者は4521となっています。
外交部が31日に発表したところによりますと、ヤンゴンにあるミャンマー駐在韓国大使館の副領事を、大きな被害が出た首都ネピドーに派遣し、現地の韓国人を保護するため、生活必需品の提供など、必要な支援を行う方針だということです。
これまでに韓国人の被害は報告されていませんが、現地の公館は、ミャンマー当局やタイ当局、そして現地の韓国人コミュニティーなどを通じて韓国人の被害の有無について確認を続けています。
外交部は、在外公館と引き続き連絡を取り合いながら、韓国人の被害状況を確認するほか、ミャンマーやタイに滞在する韓国人の安全が確保されるよう万全を期すと強調しています。
韓国からの救護隊の派遣について、外交部の当局者は、「いまのところ、現地の状況の把握につとめている。被害状況やミャンマー政府からの要請、主要国の動向などを総合的に考慮して検討する」としています。
政府は29日、国際機関を通じてミャンマーに200万ドルの人道支援を行う方針を発表しています。