4日、憲法裁判所の決定により罷免が決まった尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領は、11日午後5時、ソウル漢南洞(ハンナムドン)の大統領公邸から退去します。
尹前大統領は退去後、ソウル瑞草洞(ソチョドン)の私邸へ移動する予定で、すでに荷物の一部が私邸に送られているということです。
公邸で飼っていた犬と猫11匹も私邸に連れていく予定だということです。
尹前大統領の退去を受け、大統領警護処は状況に応じて40人から60人規模の警護チームを運用する見通しです。
警察は、尹前大統領が移動する際に周辺の交通を制限し、私邸周辺の警備を強化する方針です。
尹前大統領は、瑞草洞の私邸が高層マンションであるため、警護などによる住民への迷惑を考慮し、一戸建てへ引っ越すことを検討しているということです。
歴代大統領への警護支援は、法律では最大10年までとなっていますが、慣例上、無期限で支援されます。
一方、尹前大統領が公邸を離れる11日、ソウルの各地では、支持者と反対者らによる集会が予告されています。