カンヌ国際映画祭の作品ラインナップが発表されましたが、韓国の作品はすべての部門で含まれませんでした。
この映画祭に韓国の作品が1作も招かれなかったのは、26年ぶりのことです。
カンヌ国際映画祭の実行委員会は現地時間の15日、第78回カンヌ国際映画祭の公式ラインナップを発表しました。
しかし、韓国の作品は「監督週間」や「批評家週間」などの部門で1作も含まれませんでした。
今月10日に発表された「コンペティション」、「非コンペティション」、「ある視点」の部門にも韓国の作品は招かれませんでした。
韓国の長編映画がカンヌ映画祭の公式・非公式すべての部門で招かれなかったのは、1999年以来、26年ぶりのことです。
韓国映画は、1984年にイ・ドゥヨン監督の『女の残酷史 ムレヤ ムレヤ』が「ある視点部門」に招待されて以降、イ・チャンドン監督の『ポエトリーアグネスの詩』が脚本賞を、イム・グォンテク監督の『酔画仙』が監督賞を受賞するなど、数々の成果を上げてきました。
また、ポン・ジュノ監督は『パラサイト 半地下の家族』で最高賞のパルムドールを受賞し、パク・チャヌク監督も『オールド・ボーイ』や『渇き』、『別れる決心』でそれぞれ審査員特別大賞、審査員賞、監督賞を受賞しています。
俳優では、是枝裕和監督の『ベイビー・ブローカー』で主演を務めたソン・ガンホさんが男優賞を、イ・チャンドン監督の『シークレット・サンシャイン』でチョン・ドヨンさんが女優賞を受賞しています。