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社会

フランシスコ教皇 アジア初の歴訪地で訪韓 韓国へ格別な思い

Write: 2025-04-22 10:47:15Update: 2025-04-22 17:08:17

フランシスコ教皇 アジア初の歴訪地で訪韓 韓国へ格別な思い

Photo : YONHAP News

ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が21日、88歳で亡くなりました。

世界的に愛され、尊敬される人物だったフランシスコ教皇が就任後アジアで初めて訪れた国は、韓国でした。また、歴代の韓国人枢機卿の半分がフランシスコ教皇によって任命されました。
 
多くのカトリック信者の犠牲の上に成り立った韓国のカトリック教会への敬意を示したフランシスコ教皇は、就任後、アジアで最初の訪問地として韓国を選びました。
 
フランシスコ教皇は、2014年8月14日から18日まで、5日間の日程で韓国を訪問しました。韓国への訪問は、ブラジルをはじめ、ヨルダン、パレスチナ、イスラエル訪問に続く、3回目の外国歴訪として実現しました。
 
韓国を訪れたフランシスコ教皇は、旅客船「セウォル号」沈没事故の犠牲者の遺族らのためのミサを開き、慰安婦被害者や障がい者など、社会的弱者に寄り添い、韓国社会に希望と勇気を与えました。また、世界唯一の分断国家である韓半島の平和を祈り、北韓訪問の意志を示しました。
 
これまで任命された韓国人の枢機卿は4人で、このうち、廉洙政(ヨム・スジョン)枢機卿と兪興植(ユ・フンシク)枢機卿が、フランシスコ教皇によって任命されました。
 
フランシスコ教皇が、カトリックの若者の祭典である「ワールドユースデー(WYD)」の2027年の国際大会を韓国・ソウルで開催すると発表したことからも、フランシスコ教皇の韓国への高い関心がうかがえます。2027年にソウルで開かれる大会は、1995年にフィリピン・マニラで開かれて以来、アジアで開かれる2度目の大会となります。
 
韓国カトリック教会の総本山とされる、ソウルの明洞(ミョンドン)大聖堂では、21日午後5時30分頃、フランシスコ教皇の死を告げる鐘が鳴り響きました。
 
また、明洞大聖堂には、最後の別れのために信者などが訪れることができるよう弔問のための空間が設けられ、22日から弔問客を受け入れています。

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