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社会

尹前大統領の第2回公判が終了 「戒厳の正当性」で激しく対立

Write: 2025-04-22 14:24:01Update: 2025-04-22 15:26:36

尹前大統領の第2回公判が終了 「戒厳の正当性」で激しく対立

Photo : YONHAP News

去年12月の「非常戒厳」宣言をめぐり、内乱首謀の罪に問われている尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の2回目の公判が、ソウル中央地方裁判所で開かれました。
 
1回目の公判に続き、21日に行われた第2回公判でも、検察側の証人として出廷した陸軍首都防衛司令部のチョ・ソンヒョン第1警備団長と、特殊戦司令部のキム・ヒョンギ第1特戦隊隊長は、尹前大統領側と激しく対立しました。
 
尹前大統領は、「戒厳令が宣言された状況で、軍人の秩序維持」は当然のことだとしたうえで、流血の事態が発生していない去年12月の「非常戒厳」は、「内乱行為」に当たらないと改めて主張しました。
 
一方、チョ団長は、「軍人にとって、命令は命がけで守るべき重要な価値だ」としたうえで、「ただし、その命令は、正当かつ合法的なものでなければならない」と強調し、「国会議員を引きずり出せという指示は、そもそも不可能な作戦なのではないか」と尹前大統領側に問いただしました。
 
キム隊長も、「私は権力者に忠誠を尽くさない」という尹前大統領の昔の発言に言及し、「当時、 部下が、上官の指示に従わず、何もしなかったため、民主主義を守ることができた」と述べました。
 
尹前大統領は、証人尋問が終わった後、およそ6分間、発言をしました。尹前大統領は、「戒厳令は、使われ方によって変わる法律的手段に過ぎない」としたうえで、過去の軍事政権時代の戒厳令とは異なり、去年12月の「非常戒厳」宣言は、正当な大統領による権利の行使だと改めて主張しました。
 
1回目の公判で、82分間にわたって、26年に及ぶ自身の検事としての経歴に言及し、真っ向から反論した姿とは対照的です。
 
尹前大統領の3回目の公判は、来月12日に行われる予定です。

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