韓国の超党派の国会議員でつくる韓日議員連盟に所属する議員らは、来月13日に大阪・関西万博で開かれる「韓国の日」の行事に出席するため、日本を訪問することがわかりました。
 
与党「国民の力」からは、韓日議員連盟の朱豪英（チュ・ホヨン）会長や金碩基（キム・ソッキ）副会長など4人、最大野党「共に民主党」からは閔洪喆（ミン・ホンチョル）幹事長兼副会長など3人、合わせて7人が大阪を訪れる予定です。
 
韓日議員連盟の訪日団は「韓国の日」前日の12日には、合同親善大会に出席し、日本側の関係者らとも交流を行い、14日に帰国する予定です。
 
韓日議員連盟は、尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領による「非常戒厳」の宣言や弾劾などで不安な政局が続くなかでも、韓日の国交正常化60周年を迎え、産業、文化、政治をはじめとする各分野での交流を行ってきました。
 
先月、開催されたKBS交響楽団と東京フィルハーモニー交響楽団の合同演奏会や各種の新年会などを通じて、日本側の日韓議員連盟の議員らと交流し、政治の正常化に向けた方向性について議論したほか、ことし10月末に慶州（キョンジュ）で開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議の成功のために協力することで一致しました。
 
また、日本の日韓議員連盟所属の議員らが日程を調整中だとされていることから、今回の大阪・関西万博の訪問でも、韓日の議員らが両国関係の強化のための戦略的対話を持続させるための足掛かりとするものとみられています。

*2025年4月29日修正*