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社会

SKテレコム 情報流出問題で混乱続く

Write: 2025-04-28 13:37:56Update: 2025-04-28 15:56:55

SKテレコム 情報流出問題で混乱続く

Photo : YONHAP News

韓国の通信大手SKテレコムがハッカーによるサイバー攻撃を受け、契約者情報を記録したUSIMカードの情報などが流出した問題で、混乱が続いています。
 
SKテレコムは、対応策として、28日午前10時から無償のUSIMカード交換サービスを開始しました。しかし、交換を希望する利用者が各地の代理店に殺到し、一部店舗では早くも在庫切れが発生しています。
 
SKテレコムが現在確保しているUSIMカードはおよそ100万枚で、来月末までにさらに500万枚を追加確保する計画ですが、交換対象となる利用者およそ2500万人には追い付かず、十分な対応ができるか懸念されています。
 
こうした混乱を受け、SKテレコムは25日の謝罪に続き、27日にも緊急声明を発表しました。SKテレコムは、「今回の事件による被害は100%補償する」と表明し、USIMカードを交換しなくても同様の効果が得られるとして、アプリから「USIM保護サービス」に加入するよう呼びかけています。
 
しかし、USIM保護サービスへのアクセスが集中し、アプリへの接続が一時困難になるなど、混乱は続いています。
 
これまでのところ、実際の被害は確認されていないとしていますが、利用者の不安は依然として根強い状況です。
 
一方、釜山(プサン)では、SKテレコム加入者の60代の男性が自分の知らないうちに格安スマホの契約を結ばれ、銀行口座からおよそ5000万ウォン(日本円でおよそ560万円)が引き出される被害が発生しました。

韓国では、USIMカードがあれば、名前や住民登録番号などの個人情報を悪用して携帯電話を開通できる仕組みとなっているため、第三者による契約や金融犯罪に巻き込まれるリスクが指摘されています。警察は、今回の情報流出との関連について調べを進めています。

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