アメリカのトランプ大統領の長男、トランプ・ジュニア氏が29日、韓国を訪問したのを機に、韓国4大グループのトップらと会談するかどうかに注目が集まっています。
 
関係者によりますと、トランプ・ジュニア氏は29日、新世界グループの鄭溶鎮（チョン・ヨンジン）会長の招待を受け、1泊2日の日程で韓国を訪問しています。
 
トランプ・ジュニア氏が韓国を訪れるのは、去年8月保守系の団体が主催した会議に参加した以来、8か月ぶりです。
 
2期目のトランプ政権が発足して以降では、今回が初めてです。
 
今回の訪問でトランプ・ジュニア氏は、政府関係者と面会したり特定の事業所を訪れるよりは、主要グループのトップらと次々と会談を行い、「非公式の経済外交」に専念するものとみられています。
 
会談の対象は20人ほどが予想されていますが、10大グループトップのほとんどと会談すると予想されています。
 
ただ、現代（ヒョンデ）自動車グループの鄭義宣（チョン・ウィソン）会長は、海外にいることから会談は行われない見込みです。
 
トランプ・ジュニア氏は、2期目のトランプ政権に入閣してはいないものの、バンス副大統領を推薦するなど、影の実力者とされています。