韓国統一部は、韓国戦争で南北に離ればなれになっている南北離散家族の交流に備えるとともに、関連する記録を収集・保存する目的で、ことしも「離散家族映像メッセージ制作事業」を進める方針です。
ことしの事業では、去年実施した南北離散家族の実態調査で、撮影を希望していたおよそ1000人を優先対象として、自宅に出向いて訪問して撮影する形で映像を制作します。
海外に住む離散家族を対象とした映像メッセージの制作も試験的に行います。
この場合、事前の案内にしたがって、海外に住む離散家族が自ら撮影した映像メッセージを提出すれば、統一部が編集などを支援するということです。
この映像メッセージ制作事業は、2005年に始まり、昨年末の時点で合わせて2万7102本が制作されました。
制作された映像は、USBメモリーなどの記録媒体に保存され、本人に提供されるほか、北韓にいる家族に届けるための映像は、統一部が保管します。
また、一般への公開に同意した映像については、「南北離散家族探し」のホームページでも公開されます。