韓国政府は、大阪・関西万博の「韓国週間」期間中に、韓国人の事件や事故の防止と対応を支援するための迅速対応チームを派遣しました。
先月、開幕した大阪・関西万博では、今月13日から17日までが「韓国週間」となっていて、韓国の日の公式行事やK-POPコンサートなどが行われるほか、伝統文化を紹介する特別プログラムが展開されます。
これを受け、韓国外交部は9日、ユン・ジュソク領事安全局長を団長とする、外交部や警察庁、それに消防庁の関係者で構成される迅速対応チームの発足式を開催し、現地での活動の計画を点検しました。
迅速対応チームは、現地で韓国人に関わる事件や事故を未然に防ぐ活動や、緊急時の領事支援、そして大阪万博組織委員会の警備担当者や医療関係者との協力体制の構築などを主な任務としています。
また、会場や周辺の主要観光地で安全点検を行い、安全な旅行を呼びかける広報活動も行います。
派遣期間は、「韓国週間」にあわせて11日から18日までです。
ユン局長は発足式で、チームのメンバーに対し、「大規模な国際行事である大阪万博に参加する韓国人の訪問客のため、現地で必要な支援を迅速に提供し、国民の安全を確保できるようにしてほしい」と呼びかけました。