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社会

「結婚したい人」ここ3年で11ポイント上昇

Write: 2025-05-13 10:55:16Update: 2025-05-13 12:21:03

「結婚したい人」ここ3年で11ポイント上昇

Photo : YONHAP News

将来結婚したいと考える未婚者の割合が、ここ3年間で増加したことがわかりました。
 
韓国保健社会研究院が、未婚者を含む19歳から49歳の成人とその配偶者1万4372人を対象に実施した「家族と出産」に関する調査によりますと、「将来的に結婚する意向がある」と答えた未婚者の割合は62.2%で、2021年に行った前回の調査より11.4ポイント上昇しました。
 
「まだ決めていない」や「考えたことがない」など、結婚に対してはっきりしない態度を示した割合も23.9%にのぼりました。
 
「結婚する意向がない」と答えた割合はおよそ14%にとどまり、結婚に対する認識が変化していることがわかりました。
 
結婚に対する認識が変化した要因として、新型コロナウイルスの影響で結婚を先延ばしにしたり諦めていた若者が再び結婚し始めたことで、結婚を前向きにとらえる社会的雰囲気が高まったとの分析があります。
 
こうした結果について、ソウル大学人口政策研究センターのイ・サンリム研究員は、「結婚に対して極端に否定的だった社会的認識がやや和らいだ」としたうえで、「ウエディングスナップ写真をSNSに投稿する文化が形成されるなど、結婚が成功の象徴とみなされ始めたことも影響している」と説明しました。
 
「結婚する意向がない」と答えた理由としては、「現在の生活に満足しているため」が58.4%でもっとも多く、次いで「経済的な理由」が11.4%でした。「経済的な理由」と答えた男性の割合は17%で、女性より10.9ポイントも高いことがわかりました。
 
一方、女性の場合は「結婚制度が男女にとって不平等であるため」と答えた割合が12.7%を占め、比較的高い結果となりました。
 
漢陽(ハニャン)大学国際大学院のチョン・ヨンス教授は、「結婚する意向はあるものの、現実には結婚できない人が増えている」としたうえで、「日本のように、いわゆる『ミスマッチ』が起きている状況だ」と説明しました。

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