韓国で「先生の日」となっている5月15日が、朝鮮王朝の第4代国王で、ハングルを作った世宗(セジョン)大王の生まれた日に因んでいることを知らない国民が4人に3人にのぼることがわかりました。
韓国文化体育観光部が、去年国家記念日に指定され、ことし初めて迎える「世宗大王の生誕日」を記念するために、先月29日から今月5日まで、全国の国民1000人あまりを対象にアンケート調査を行って、結果を発表しました。
それによりますと、回答者の76.3%が「世宗大王の生誕日がいつか」、「『先生の日』とどう関係しているのか」について「知らない」と答えました。
これに対して「5月15日が世宗大王の生誕日であることを知っている」と答えた人の割合は、60代が31.5%でもっとも高く、10代が16.7%でもっとも低くなっていました。
「先生の日」は1965年、教職員団体を中心に「民族の真の師である世宗(セジョン)大王を手本としよう」との趣旨から、大王の誕生日にあたる5月15日を「先生の日」と定めたのが由来です。