韓国では、少子化などの影響で、9歳から24歳までの青少年人口が年々減少し、ことしは40年前の半分に減ったことがわかりました。
韓国女性家族部が27日に発表した「2025年の青少年統計」によりますと、ことしの青少年人口は、総人口の14.8%の762万6000人となっています。
男女別には、男性が51.7%、女性が48.3%で、男性が女性より3.4ポイント多くなっています。
青少年人口は、1985年に総人口の34.3%の1397万5000人だったものが、この40年間で、総人口に占める割合は19.5ポイント下落し、人数はほぼ半分に減少しました。
今後もこうした減少傾向は続き、2070年には総人口の8.8%の325万7000人にまで減る見通しです。
一方、小中高校に通う児童・生徒のうち、国際結婚や出稼ぎ労働などで夫婦の一方か両方が韓国人ではない、いわゆる「多文化家庭」の児童・生徒の数は去年、全体の3.8%の19万3814人でした。
韓国では、児童・生徒の数は減少を続けているのに対して、「多文化家庭」の児童・生徒の数は増加を続けていて、2014年の6万7806人と比べるとおよそ3倍に増えています。