大統領選挙投票日の3日、韓国の警察当局は、警察の警戒態勢のうち最も高いレベルにあたる「甲号非常」を発令し、最大級の厳戒態勢で選挙に臨みます。
「甲号非常」が発令されると、警察官らの休暇が取り消され、警察が利用可能な人材の100%を動員することができます。
警察当局は2日の記者会見で、「3日午前6時から『甲号非常』を発令し、非常勤務態勢に突入する」と発表しました。
特に、選挙の翌日に大統領就任式が行われるソウルでは、就任式終了後に大統領が執務室に着くまで非常態勢を維持する方針です。
ソウル警察庁によりますと、選挙の当日には、4574か所に1万800人の警察官が配置されるということです。
2260か所の投票所に2人1組で4500人を配置し、投票箱を運搬する2285か所には4500人の武装警察官が動員され、選挙管理委員会と連携して投票箱の運搬を支援します。
また、25の開票所には50人ずつ1200人が配置され、麻浦(マポ)区や東大門(トンデムン)、永登浦(ヨンドゥンポ)、江南(カンナム)など4つのエリアにはそれぞれ一つの機動隊を投入し、開票作業が終わるまで厳戒態勢を維持する方針です。