全国的に日中の気温が30度を超える暑さが続くなか、9日だけで全国で7人が熱中症の症状で救急外来を受診しました。
ことしに入って熱中症患者数は合わせて113人となっています。
疾病管理庁が10日、発表したところによりますと、前日の9日、全国で7人が熱中症の症状で救急外来を受診したということです。
ことしの熱中症監視体制が始まった先月15日から今月9日まで、確認された熱中症の患者数は、合わせて113人に上っています。
いずれも命に別状はなかったということです。
年齢別には、60代と80代以上がそれぞれ16%でもっとも多く、次いで30代と40代がそれぞれ15%、50代が13%となっています。
発症した場所は、主に屋外の作業場や路上が多く、農作業中の田畑でも発症が確認されています。
一方で、屋内の作業場や自宅など、室内での発症も全体のおよそ12%を占めています。
症状別に見ますと、「日射病」とも呼ばれる「熱疲労」が49%でもっとも多く、次いで、一時的に意識を失う「熱失神」が23%、重症の「熱射病」が21%となっています。