尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴニ)夫人が、16日午後、ソウル市内の総合病院に入院したことがわかりました。
金夫人は、ストレスによるうつ病の疑いで今月13日から通院治療を受けていたなか、16日午後になって入院したということです。
一方、金夫人に関する収賄疑惑などの捜査を担当することになった、閔中基(ミン・ジュンギ)特別検察官は17日、金夫人の対面での取り調べについて「行われることになるだろう」と述べました。
また、金夫人がソウル峨山(アサン)病院に入院したことについては「報道を通じて知った」としたうえで、「どのような方法で取り調べを行うかまだ決まっておらず、特別検察官補の任命が行われ次第、検討していく」と話しました。
金夫人は先月、政治ブローカーの明泰均(ミョン・テギュン)氏が関与したとされる公認介入・違法世論調査疑惑に関する検察の出頭要請に対しても「大統領選に影響を与えるおそれがある」として応じておらず、体調不良も欠席の理由に挙げていました。
今後、特別検察官が金夫人に対して取り調べを行おうとする際も、持病の治療が影響を及ぼす可能性があるとの見方が出ています。