ソウルで8日、ことし初めて猛暑警報が出されました。去年より18日早い発表です。
韓国気象庁は8日午前10時、ソウルや京畿道(キョンギド)西部、江原道(カンウォンド)内陸部に出されていた「猛暑注意報」を、一段階高い「猛暑警報」に切り替えました。
韓半島では現在、南西からの湿った空気の影響で、東海岸や南部を中心に厳しい暑さが続いています。今後は熱を帯びた東風が内陸に吹き込む見込みで、ソウルなど首都圏で気温がさらに上昇すると予想されています。
韓国では、体感温度が日中33度以上の日が2日以上続くと予想される場合に「猛暑注意報」が、35度以上の日が2日続くと見込まれる場合には「猛暑警報」が出されます。体感温度とは、気温に湿度や風の影響を加味して、人が実際に感じる暑さを数値で表したものです。
この日は、仁川(インチョン)の江華島(カンファド)や、京畿道・金浦(キムポ)、江原道・平昌(ピョンチャン)にも新たに猛暑注意報が出されました。
8日の予想最高気温は、南東部の大邱(テグ)で37度、東部の江陵(カンヌン)で33度、ソウルで32度となっています。