今年の大学入試「修学能力試験」が、5日全国一斉に行われますが、問題用紙と答案用紙の運搬が、２日から、全国７３地区、８７６の試験場に向けて行われています。問題用紙と答案用紙は、大型運送コンテナに積み込み、万が一の場合に備えて、市道教育庁の責任者と中央監督官、警察官6-7人が同乗、印刷本部のある京畿道城南市から距離の遠い、釜山、大邱など南の地方から順に輸送を行い、ソウル、京畿地域は、試験前日の４日に運ばれます。また「修学能力試験」は、全国の中学校と高校が試験会場となり、試験前日の４日は、試験会場で受験生たちに受験票が手渡され、試験を受ける際の注意事項が言い渡されます。5日の試験本番は、朝８時４０分から午後６時１０分まで言語、数理、社会・科学探求、英語、第２外国語の順に行われることになっています。政府は、受験当日の5日、済州島を除くほとんどの広域市や道の官公署と企業の朝の出勤時間を１時間遅らせて午前１０時出勤とすることにし、試験場周辺２００メートル以内の車の通行や駐車を全面禁止することにしています。韓国の大学の入学試験は原則としてこの修学能力試験と高校から提出される内申書、各大学が実施する小論文などで合否が判定され、日本のように各大学が実施する二次試験はありません。