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政治

国家安保室長が帰国 米に「通商・安保含むパッケージ協議を提案」

Write: 2025-07-10 10:58:07Update: 2025-07-10 14:13:55

国家安保室長が帰国 米に「通商・安保含むパッケージ協議を提案」

Photo : YONHAP News

アメリカのトランプ政権による関税引き上げを巡る交渉のため、アメリカを訪れていた魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長が9日帰国し、アメリカ側に韓米首脳会談の早期開催と通商問題、安保問題を一括した「パッケージ」として話し合うことを提案したと述べました。
 
4日間の訪米日程を終えて帰国した魏国家安保室長は記者団に対し、アメリカのルビオ国務長官と面会した際に、「通商と投資、安保などの幅広い分野を一つのパッケージとして総合的に判断し、協議を進めることを提案した」と説明しました。
 
今回、関税率を通知する書簡に示された関税以外の分野を含めた交渉の余地があるとみて、提案したものとみられます。
 
これに対し、ルビオ国務長官も、今回作成された書簡は該当する全ての相手国を対象に送られたものだとして、提案に前向きな姿勢を示したことを明らかにしました。
 
今回の面談では、防衛費の分担をめぐる議論も一部行われたということです。
 
大統領室は、国際的な流れとして、全体の防衛費を増額する方向で考えているものの、それがアメリカ軍の駐留経費の増額につながる可能性は感じていないと述べました。
 
一方、韓米首脳会談の開催については、早期に首脳会談を開催することで相互互恵的な合意にこぎつくことを提案し、ルビオ国務長官もこれに共感を示したということです。ただ、具体的なスケジュールについての踏み込んだ議論は行われず、当初計画していた今月中の開催は不透明となりました。
 
また、魏国家安保室長は、今回の訪米期間中、様々な議題について踏み込んだ話し合いができたものの、韓半島における安全保障や米朝関係について多く取り上げることはできなかったと説明しました。

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