去年、就労を目的に韓国に入国した外国人の数は1年前より減少し、留学や研修を目的とした入国は増加したことがわかりました。
韓国統計庁が10日発表した、2024年の国際人口移動統計によりますと、去年、韓国で90日以上滞在した入国者と出国者の数は、合わせて132万9千人で、去年より5万4千人、率にして4.2%増えたことがわかりました。
入国者の数から出国者の数を引いた国際人口流入は、12万5千人でした。
このうち、外国人入国者は45万1千人、出国者は35万3千人で、9万8千人の流入となりましたが、前の年に比べて6万3千人減少しています。
入国に必要な在留資格別では、「就労」が16万4千人で全体の36.4%を占め、最も多くなっていますが、前の年に比べて9千人、率にして5.1%減少しました。
「留学」または「一般研修」は、全体の21.9%を占め、前の年に比べて19.2%増えた9万9千人、「永住」または「結婚移民」は、全体の13.1%を占め、前の年に比べて1.8%増えて5万9千人でした。
統計庁は、「国内の景気悪化により、労働需要が減ったことが、就労目的の入国者の減少につながった可能性がある」と分析しました。
国籍別では、中国が11万2千人で最も多く、ベトナムが8万8千人、アメリカが2万3千人の順となりました。