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経済

上半期の麻薬密輸摘発量が9倍に 米の取締強化で韓国へ流入か

Write: 2025-07-29 11:26:45Update: 2025-07-29 16:10:45

上半期の麻薬密輸摘発量が9倍に 米の取締強化で韓国へ流入か

Photo : KBS News

ことし上半期に韓国で摘発された麻薬の量が、去年の同じ時期と比べておよそ9倍に急増したことがわかりました。アメリカやカナダが国境での取締りを強化したことを受けて、中南米の麻薬組織がアジアに目を向けたものとみられています。
 
韓国関税庁は29日、ことし上半期に617件、合わせて2.7トンにのぼる麻薬密輸を摘発したと発表しました。これは、およそ9000万回分の使用量に相当します。
 
去年上半期と比べて摘発件数はおよそ70%、重量は800%、9倍に増え、重量ベースでは過去最大となりました。
 
関税庁は、アメリカとカナダによる強力な国境対策の影響で、中南米の麻薬密輸組織がアジアなど新たな市場へ進出しようとする動きが増えているとの分析を示しました。
 
具体的には、ことし上半期に摘発された中南米発の麻薬は9件、およそ2300キロに達し、重量ベースでは去年に比べて、およそ80倍に増加しています。
 
とくに中南米から出発した船舶からは、大量のコカインが相次いで摘発されました。
 
4月にはペルー発のコカイン1.6トン、5月にはエクアドル発のコカイン600キロが、それぞれ韓国の港で見つかっています。
 
関税庁は、AIやビッグデータなどの先端技術を活用して密輸を阻止し、国際的な連携による取り締まりの強化を進める方針です。

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