第30回釜山国際映画祭(BIFF)の開幕作品に、パク・チャヌク監督の新作『No Other Choice』が選ばれました。
ことしで30周年を迎える釜山国際映画祭(BIFF)は4日、「記念すべきことしの開幕式にふさわしい開幕作品として『No Other Choice』が選ばれた」と発表しました。
そして、「釜山国際映画祭の開幕式に訪れるおよそ5000人の観客が最も観たいと思う作品として、また、今の韓国の映画界を盛り上げることができる作品として選定した」と説明しました。
『No Other Choice』は、2022年に公開された『別れる決心』以来、3年ぶりにパク・チャヌク監督が手掛けた新作です。
すべてを手に入れたかのように見えた会社員マンスが、突然の解雇に直面し、妻ジヨンと二人の子ども、そして苦労して手に入れた我が家を守るため、再就職に向けて「自分との戦い」に挑むという物語です。
マンスをイ・ビョンホン、妻ジヨンをソン・イェジンが演じています。
パク・チャヌク監督は、2019年の釜山国際映画祭で、『No Other Choice』について「最も手掛けたい物語だ」と語り、作品への愛着を示しました。
第30回釜山国際映画祭は、9月17日から26日まで開催されます。