韓国を代表する指揮者、鄭明勲(チョン・ミョンフン)さんが、「東洋のモーツァルト」と呼ばれる日本の次世代ピアニスト、藤田真央さんとモーツァルトを協演します。
KBS交響楽団は12日、今月29日にソウルの芸術の殿堂コンサートホールで定期演奏会を開き、鄭明勲さんの指揮でモーツァルト「ピアノ協奏曲第25番」とベルリオーズ「幻想交響曲」を演奏すると明らかにしました。
荘厳な序奏と抒情的な旋律が印象的なモーツァルトのピアノ協奏曲第25番は、モーツァルトの協奏曲の最高峰とされていて、2017年のクララ・ハスキル国際ピアノコンクールで優勝し、世界で活躍している藤田真央さんが協演者として登場します。
続いて演奏されるベルリオーズの幻想交響曲は、作曲家の狂おしい愛と幻想、絶望、幻覚、そして死を描いた作品で、ロマン派音楽の頂点を成すと評価されています。
鄭明勲さんは、この曲の激しくも繊細な情緒を、特有のドラマチックな解釈で表現する予定です。
KBS交響楽団によりますと、今回の定期演奏会はすでに全席完売しており、13日午後2時から合唱席の座席を追加でオープンする予定だということです。