ソウル郊外の京畿道(キョンギド)のマンションで、またも充電中のバッテリーによる火事が発生しました。
東豆川(トンドゥチョン)警察署によりますと、19日午前5時頃、東豆川市のマンションで、1階の部屋から火が出ました。火はおよそ25分で消し止められましたが、住民6人が煙を吸うなどして病院に搬送され、多くの住民が緊急避難しました。
警察と消防当局は、充電中だったキャンピング用のバッテリーが爆発して火が広がったとみて、原因を調べています。
このところ、電動自転車や電動スクーターなどの利用が増えたことで、電源となるリチウムイオンバッテリーによる火災が相次いています。
韓国では、今月17日にも、ソウル市麻浦(マポ)区のマンションで電動スクーターのバッテリーによる火災が発生し、2人が死亡、住民13人がけがをする事故が起きています。また、今月12日には、ソウル大学のキャンパス内で充電中だったリチウムイオンバッテリーから火が出て、建物の中にいた40人が緊急避難しました。
専門家は、「100%充電されている状態で充電を継続しないよいうにする『過充電』防止機能があっても、衝撃を与えると損傷して充電を継続し、熱を発する可能性がある」としたうえで、「リチウムイオンバッテリーは、家の外で充電する必要がある」と指摘しました。