韓国企業のAI=人工知能活用能力が、アジア太平洋地域の平均より高いことがわかりました。
アメリカのデル・テクノロジーズが19日、発表した報告書によりますと、韓国企業の32%は、AIを様々な業務に導入し、競争力向上における中核的要素として活用していて、アジア太平洋地域の平均値である24%より高い結果となりました。
AI技術の導入拡大に伴い、アジア太平洋地域におけるサーバー市場の規模は、ことし239億ドル(およそ32兆ウォン)に上るものとみられます。
また、生成AIへの投資が増えたことを受け、回答した企業の84%が、ことし13億ウォンから27億ウォンを生成AIに投資する計画であることが明らかになりました。
しかし、その一方で、IT関連費用の増加をはじめ、政府の規制とコンプライアンス、持続可能性の確保、個人情報の保護など、解決すべき課題も多く残っています。
そこで、企業はAI開発業者に対し、セキュリティー対策に加え、最先端のインフラとカスタマイズされたAIモデルをサポートする総合的な課題解決を求めています。
産業別では、金融業界で詐欺・不正の検知とマネーロンダリング防止、業務効率化に、製造業分野では、サプライチェーンの最適化やインフラの整備予測などにAIを活用していることがかわりました。