韓国東部の江原道(カンウォンド)江陵(カンヌン)市では、渇水で深刻な水不足になやまされています。
江陵市では、貯水池の貯水率が21.8%と過去最低を記録し、この6か月間の累積降水量は、平年の半分程度にとどまっています。
夏の間もまとまった雨が降らず、来月までは、雨の降る予報も出ていません。
この状態が続けば、貯めている水はおよそ25日で尽きてしまうということです。
水不足が深刻化するなか、市内の公衆トイレおよそ10か所はすでに閉鎖されました。
こうしたことから江陵市は、20日から水道メーターのバルブを50%だけ開けるよう制限する「制限給水措置」を実施しました。
また、水不足地域には、飲料水のペットボトルを供給する方針で、行政安全部の支援を受けて、およそ8万8000本のミネラルウォーターを備蓄しています。
さらに、市内にある160か所あまりの公衆トイレについても段階的に閉鎖することを検討しています。
渇水が解消されない場合は、水道メーターのバルブをさらに25%だけ開けるよう制限する追加の措置も検討せざるを得ないということです。