韓国文化への関心が世界的に高まるなか、国立中央博物館の来館者数がことし、すでに400万人を超え、年間として過去最多の記録を更新する見通しです。
国立中央博物館が21日、発表したところによりますと、ことし1月から今月20日まで博物館を訪れた来館者は合わせて407万3006人に上ったということです。
これは、去年の同じ期間のおよそ1.7倍に当たります。
国立中央博物館は、おととし来館者数が418万285人と、1945年の開館以来、もっとも多くなり、イギリスの美術専門紙「アート・ニュースペーパー」が発表した世界の博物館・美術館ランキングで6位に入りました。
ことしの来館者数も、いまのペースからすると、年間の最多記録を更新する可能性が高まっています。
博物館によりますと、ことし7月には74万2167人、8月には60万9004人が来館していて、いずれも去年の同じ月に比べておよそ2倍に増えたということです。
また、10月には旧盆の秋夕(チュソク)の大型連休も控えていて、今後も来館者の増加傾向は続くものとみられています。
博物館の関係者は、「韓国の伝統文化に対する国内外の関心がかつてないほど高まっていることを示している」と話しています。
なかでも、K-POPを題材にしたNetflixのアニメ映画「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」の人気が続き、博物館とその公式グッズ「ミュッズ(Muze)」に対する関心も高まっているということです。