日本のアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」が、韓国での公開を初めて、週末に興行成績1位となりました。
映画振興委員会によりますと、22日から24日までの3日間で観客は162万3000人余りに達し、ことし韓国で公開された映画としては最高のオープニング記録を更新しました。公開からわずか2日で100万人を突破し、最短記録となっています。
作品は、血鬼の本拠地「無限城」を舞台に、「鬼殺隊」と最強の鬼が激突する最終決戦を描いています。2020年に日本で歴代興行1位を記録した「無限列車編」の続編で、韓国でも公開前から注目を集め、前売り券の販売も好調でした。
一方で、主人公が身につける耳飾りが旭日旗を想起させるとの指摘や、鬼殺隊が旧日本軍の学徒兵を連想させるとして、日本の軍国主義を美化しているのではないかという批判も出ています。
それでも公開初日から興行収入の首位を維持していて、厚いファン層を背景にヒットが続く見通しです。25日午前の時点でも予約率は66%に上り、圧倒的な1位となっています。