韓国とドイツにルーツを持つサッカー選手、イェンス・カストロップ選手(22)が、サッカー韓国代表のメンバーに初めて選ばれました。
韓国代表チームを率いるホン・ミョンボ監督は25日、9月の国際Aマッチ期間にアメリカで行われるアメリカとメキシコとの親善試合に向けて26人を招集し、ロサンゼルスFCに移籍したソン・フンミン選手らとともに、初選出となる唯一の選手としてカストロップ選手を選びました。
カストロップ選手は、ドイツ人の父親と韓国人の母親のもとに生まれ、2022年からドイツのプロサッカー、ブンデスリーガ2部リーグのFCニュルンベルクで経験を積み、今シーズンから1部のボルシア・メンヘングラートバッハに移籍しました。
最近、本人の意志で、ドイツサッカー協会から大韓サッカー協会へ登録を変更したカストロップ選手は、ホン監督の招集を受けて、韓国代表史上初、ドイツにルーツを持つ選手となりました。
ホン監督は「若いが、ブンデスリーガで着実に成長してきた選手だ。韓国代表に合流したいという強い意志と責任感を高く評価している。今回の招集を通じて代表チームの文化や戦術に早く適応してほしい。彼の情熱が強みとなり、チームに新たな活力をもたらすだろう」と説明しました。
代表チームは9月1日にアメリカへ出発し、7日にアメリカ、10日にメキシコと相次いで対戦します。