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社会

韓国政府 ボイスフィッシングの詐欺対策を強化

Write: 2025-08-28 14:45:52Update: 2025-08-28 15:08:03

韓国政府 ボイスフィッシングの詐欺対策を強化

Photo : YONHAP News

韓国政府は28日、組織化する電話による金融詐欺、いわゆる「ボイスフィッシング」への対応として、迅速な遮断と事前予防を強化する包括的な対策を発表しました。
 
警察によりますと、ことし1月から7月までに発生したボイスフィッシングの件数は1万4707件、被害額は7766億ウォンに上り、前の年に比べて件数は25.3%増加したほか、被害額はおよそ2倍に拡大しました。
 
政府が発表した「ボイスフィッシング根絶総合対策」によりますと、来月から警察庁の「ボイスフィッシング通報対応センター」を拡充し、通報を受けると10分以内に詐欺に使われた番号を遮断し、被害内容を即時に捜査当局へ引き継ぐ仕組みを導入します。
 
また、すべての新しい携帯電話にはボイスフィッシングを検知する機能が標準搭載され、通話中にも「この通話は詐欺の疑いがある」と警告が表示される予定です。
 
さらに、悪質なアプリによる個人情報の流出を防ぐため、メッセージ送信、通信会社、端末を連動させた三重の遮断システムを構築し、海外番号を国内番号に偽装する中継装置も全面的に禁止します。
 
警察は専属の捜査員を400人以上増員し、特別取り締まりを実施するほか、インターポールと協力して海外に拠点を置く組織の検挙にも乗り出します。
 
また、金融機関にも被害補償の責任を課す案が検討されていて、直接的な過失がなくても被害額の一部または全額を補償する方向で制度を見直す方針です。

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