国連安全保障理事会の非常任理事国である韓国が、9月の1か月間、議長国を務めます。韓国が安保理の議長国を担うのは去年6月以来、1年3か月ぶりです。
ロシアによるウクライナ侵攻や、イスラエルとパレスチナの情勢など、主要な国際問題をめぐる議論に一定の影響を及ぼすことができると期待されています。
国連本部によりますと、韓国は2日午前、議事日程を採択する非公式協議を皮切りに、議長国としての任務を始めます。
安保理は国際平和と安全保障を維持する一次的責任を負う国連の主要機関で、議長国は常任理事国5か国と非常任理事国10か国がアルファベット順で1か月ごとに持ち回りで務めます。議長国は会合や協議を主宰し、国連機関や加盟国に対して安保理を代表します。
韓国は2024年から2025年までの任期で非常任理事国を務めていて、議長国に就くのは、1991年の国連加盟以来5回目です。