平和な国のランキングで韓国は163か国のうち41位、北韓は149位でした。
アメリカのCNNは、現地時間の先月30日、オーストラリアのシンクタンク「経済平和研究所(IEP)」がまとめた、各国の平和の度合いを数値化した世界平和度指数(GPI)について報じました。
世界平和度指数は、凶悪犯罪の発生件数やテロの危険性、人口10万人に対する警察および軍人の数、GDP=国内総生産に対する軍事費の比率、難民の数、周辺国との関係など23の指標をもとに国別の点数を算出したもので、点数が1に近いほど「平和な状態」にあることを意味します。
報告書によりますと、アイスランドは1.095点を獲得し1位となり、2008年以降、首位の座を守り続けています。CNNはアイスランドを「北半球で最も魅力的な旅行先のひとつ」と紹介しました。
2位は去年と同じアイルランド(1.260点)で、続いてニュージーランド(1.282点)、オーストラリア(1.294点)、スイス(1.294点)の順となっていました。
韓国は1.736点を記録し、去年より2段階上昇して41位となりました。
一方、最も平和でない国には、2022年以降、3年以上にわたって戦争を続けているロシアとウクライナが挙げられました。ロシアは163位(3.441点)、ウクライナは162位(3.434点)でした。
北韓は149位(2.911点)で、去年と同じ順位を維持していて、アジアでは2番目に低い順位でした。
一方、報告書は「2023年には59件の国家間紛争が発生し、第2次世界大戦以降で最も多い数値となった」と指摘し、世界の平和水準が持続的に悪化していると指摘しています。