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韓半島

北韓 金正恩国務委員長 新型ICBM「火星20」開発を示唆

Write: 2025-09-02 11:00:48Update: 2025-09-02 14:49:37

北韓 金正恩国務委員長 新型ICBM「火星20」開発を示唆

Photo : YONHAP News

北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は、中国で3日に行われる、大規模な軍事パレードなどの行事に出席するため専用列車で出発する直前、ICBM=大陸間弾道ミサイルに関連する研究所を視察し、新型ICBM「火星(ファソン)20」の開発を示唆しました。
 
朝鮮中央通信は、金委員長が1日、北韓のミサイル総局傘下の化学材料総合研究院を訪れ、炭素繊維複合材を使った大出力固体燃料エンジンの生産状況と試験結果を点検したと2日、報じました。
 
北韓は、この研究所が過去2年間に8回の地上噴出試験を行い、新型エンジンの信頼性を検証したとし、最大推力1960キロニュートンの固体燃料エンジンを開発したと明らかにしました。
 
北韓によりますと、このエンジンは現在保有しているICBM「火星19」だけでなく、次世代の「火星20」にも適用される予定です。
 
金委員長は、これを「戦略武力強化の変革」と評価し、研究員らに国家表彰を授与するよう指示しました。
 
今回、北韓が「火星19」を上回る性能の新型ICBMの開発に着手したことを公開したことをめぐって、アメリカとの対話の可能性が取り沙汰されるなか、戦略兵器の高度化を誇示する狙いがあったとみられています。
 
専門家らは、すでにアメリカ本土全域を射程に収める「火星18」に続き、「火星20」は射程延長や弾頭重量の増加によって、さらに強力な破壊力を持つ可能性があると分析しています。
 
金委員長は、先月31日にも軍需企業所を訪れ、ミサイルの自動化生産工程を点検していて、今回の研究所視察を終えた直後に専用列車で中国へ向かったものとみられます。

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