李在明(イ・ジェミョン)大統領は、23日からアメリカ・ニューヨークで開かれる国連総会で基調演説を行い、翌日歴代大統領としては初めて議長として国連安全保障理事会の公開討論を主宰する予定です。
大統領室は2日、李大統領が23日に国連総会で基調演説を行うと発表しました。
李大統領は基調演説で、去年12月3日の非常戒厳と早期の大統領選挙を経て民主主義の危機を克服した過程を国際社会と共有し、韓半島問題や国際的な課題に関する政府のビジョンを提示する予定です。
また、24日には議長国として安保理の公開討論を主宰します。韓国の大統領が安保理議長として公開討論を主宰するのは今回が初めてです。
議長国は常任理事国5か国と非常任理事国10か国がアルファベット順で1か月ごとに持ち回りで決まり、議長は自国が重視する議題を選ぶことができます。
李大統領は今回、AI=人工知能と国際安全保障の問題を討論の主題に設定しました。
大統領室は「AIの発展が国際平和と安全に及ぼす課題について議論し、共同対応策を模索する場となるだろう。AIの議題を韓国が主導するという宣言的な意味が大きい」と説明しました。
今回の国連総会には、アメリカのトランプ大統領も出席して演説する予定で、先月のホワイトハウスでの初会談に続き、両首脳が1か月ぶりに再び会う可能性もあります。