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国際

中国 軍事パレードで最新戦略兵器を初公開

Write: 2025-09-04 10:02:32Update: 2025-09-04 10:14:14

中国 軍事パレードで最新戦略兵器を初公開

Photo : YONHAP News

中国は、日本との戦争に勝利した80年の記念日だとして3日に北京で行った軍事パレードで、アメリカ本土を攻撃できる新型ICBM=大陸間弾道ミサイルや新型地対空ミサイルを初めて公開しました。
 
軍事パレードは3日、習近平国家主席の閲兵で始まり、70分あまりにわたって行われました。
 
中国軍の主力装甲車や自走砲、対艦ミサイル、潜水艦発射弾道ミサイルなどが次々と登場し、極超音速無人機やミサイルも多数披露されました。
 
なかでも注目されたのは、新型ICBMの「DF-61」で、射程距離が従来の最大1万5000キロメートルよりも延びたとみられ、アメリカ全土を射程に収める戦略兵器と評価されています。
 
速度はマッハ5程度ですが、敵の攻撃を回避することが可能で、従来の防空網を突破できるとみられています。
 
また、防衛システムの「中国版パトリオット」と呼ばれる新型地対空ミサイル「HQ-29」は、中長距離迎撃能力を備え、従来型より一段進化したシステムとされています。
 
専門家らは、「ミサイル迎撃を超え、人工衛星を攻撃する宇宙戦争の時代にも対応する中国の抑止力を示した」と分析しています。
 
また、この軍事パレードについて、単なる記念行事にとどまらず、アメリカを意識した戦略兵器の公開の場という点で大きな意味を持つと話しています。
 
中国は、海洋覇権をめぐる争いでの強みやアメリカの空母打撃群を迎撃する能力を誇示し、「反西側」陣営としての軍事的存在感を示したという評価が出ています。

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