韓半島出身者が強制的に働かされたとされる新潟県の「佐渡島の金山」で、今月13日に予定されている追悼式に韓国政府は参加しないことを決めていて、大統領室は、「韓日関係で少し残念な部分もなくはない」とコメントしました。
新潟県の「佐渡島の金山」で13日に行われる追悼式について、韓国政府は去年に続いてことしも出席しない方針を決めました。
政府関係者は、日本側の追悼の辞に労働の「強制性」の表現が盛り込まれなかったことを不参加の理由として説明しています。
大統領室の報道官は4日の定例の会見で、「『強制性』という言葉は、15年前に日本側も認めていた表現だ。それを明記しなかったのは残念だ」と述べました。
また、日本国内の政治事情が外交問題に影響した可能性があるという見方も示しました。
日本は去年7月に「佐渡島の金山」がユネスコ世界遺産に登録される際、毎年追悼式を開くと約束していました。
しかし、労働の「強制性」をめぐる表現で韓日間の意見の隔たりを縮められず、ことしも不完全な形での開催となりました。
韓国政府は代わりに現地で独自の追悼式を行う予定です。