日本の防衛大臣が10年ぶりに韓国を訪れ、ソウルで韓日国防相会談が開かれます。
韓国国防部によりますと、安圭伯(アン・ギュベク)国防部長官は8日午後、ソウル・龍山(ヨンサン)の国防部庁舎で、日本の中谷防衛大臣と会談します。
中谷防衛大臣は、韓国政府が主催して各国の国防相らが参加する安全保障に関する国際会議「ソウル安保対話(SDD)」に出席するため韓国を訪れました。当初は去年12月に訪問する予定でしたが、戒厳令に伴う韓国の混乱で見送られていました。
滞在中は、国立墓地の国立ソウル顕忠院を参拝するほか、韓国海軍第2艦隊も訪れる予定です。
韓日国防相会談は去年7月に東京で開かれて以来、1年2か月ぶりです。また、日本の防衛大臣がソウルで会談に臨むのは2015年以来10年ぶりです。
今回の会談では、核やミサイルの開発を続ける北韓への対応や、韓日および韓日米の安全保障協力について協議するとみられます。今回の会談を機に、両国防衛相の相互訪問や、防衛当局間の定例協議の実施で合意する可能性もあります。