アメリカの関税などの影響で、先月の韓国からアメリカへの自動車の輸出額が去年の同じ月に比べて15%以上減少し、6か月連続の減少となりましたが、自動車の生産台数、韓国国内での販売台数、輸出額はいずれも去年の同じ月を上回りました。
韓国産業通商資源部が16日に発表したところによりますと、自動車の輸出額は、8.6%増えて55億ドルで、8月としてはおととし以降、最高となりました、
北米を除くすべての地域で輸出が伸びたうえ、ヨーロッパ地域での電気自動車販売の好調が全体の輸出増をけん引しました。
ことし1月から8月までの自動車輸出額は累計で477億ドルで、これも過去最高を更新しました。
しかし、アメリカ向けの自動車輸出額は15.2%減って20億9700万ドルにとどまり、6か月連続の減少となりました。
ことし4月から25%の関税が適用されているうえ、16日からは、日本車の関税が15%に引き下げられ、韓国車にとってさらなる打撃となりそうです。
一方、韓国国内での販売台数は、8.3%増加して13万9000台でした。
このうち、環境にやさしいエコカーは7万台を販売し、全体の50.7%と半数以上を占めました。
なかでもEV=電気自動車の販売は55.7%増えて2万4000台に上りました。
生産台数も輸出と国内販売の好調に支えられ、32万1000台と、8月としては、2013年以降もっとも多くなりました。