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国際

中朝外相が会談「覇権主義に反対」米を強くけん制

Write: 2025-09-29 10:41:42Update: 2025-09-29 15:21:25

中朝外相が会談「覇権主義に反対」米を強くけん制

Photo : YONHAP News

中国の王毅外相と北韓の崔善姫(チェ・ソニ)外相が28日、北京で会談しました。両外相は、両国間の戦略的協力を拡大すると表明する一方で、覇権主義に反対することで一致し、アメリカをけん制する姿勢を鮮明にしました。

中国外交部によりますと、王毅外相は今月4日に行われた習近平国家主席と金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との首脳会談に触れ、「中朝関係発展の方向を示し、青写真を描いた」とした評価しました。また、「北韓と共に覇権主義に反対し、国際的正義を守る」と強調しました。
 
これを受け、崔外相も「両国の最高指導者の合意を履行し、さらに高い水準の協力関係へと発展させていきたい」としたうえで、「一方主義や強権政治を阻止し、公正な世界秩序の構築を推進する」と応じました。
 
双方はアメリカを名指しすることは避けましたが、「覇権主義と一方主義への反対」という発言は、事実上アメリカを意識したものと受け止められています。

中国と北韓が足並みをそろえて、アメリカをけん制する姿勢を鮮明にする一方で、ぎくしゃくしていた両国関係が先の首脳会談をきっかけに完全に修復したことを改めてアピールする形となりました。
 
一方、来月末に韓国南東部・慶州(キョンジュ)で開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議首脳会議で米中首脳会談が見込まれるなか、今回の会談は韓半島情勢をめぐる事前調整の意味合いを持つとの見方も出ています。 

また、北韓は来月10日に朝鮮労働党の創建80年記念行事を予定していて、崔外相が習近平国家主席に招待状を直接手渡した可能性もあるとされています。

王毅外相の招きで27日に北京に到着した崔外相は、30日まで4日間の日程で中国を訪問しています。

崔外相は今月上旬にも、金委員長とともに中国を訪れています。当時、金委員長は、習近平国家主席と首脳会談を行い、両国関係を発展させていくことで合意しています。

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